今年実写映画化もされた!「魔女の宅急便」の原作を読んでみよう♪
こんにちは!
東京は、連日の猛暑から一転して、10月並の寒さということで…
体調を崩されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
筆者もその一人です…(まあ、真夏の暑さにもめげてましたが…汗)
さて、原作シリーズも終盤です。
今回は「魔女の宅急便」を紹介したいと思います!
魔女の宅急便は、1989年(平成元年!)に封切りされたジブリ映画…
である以前に、角野栄子先生の名作作品です。
筆者も小学生のころに読みました(たぶんゲド戦記より前に読んでいたような)
魔女の宅急便は、1982年に「母の友」から連載がスタートした児童文学です。
その後シリーズ化され、2009年に第6巻「それぞれの旅立ち」をもって完結となりました。
そして今年3月に実写映画化もされましたね!
個人的に大好きな女優さんの尾野真千子さんがおソノさん役で、
それだけでも十分だったのですが、本を読んだときに持ったイメージそのままの
美しい映像で描かれていて、まあ詳しくは語りませんが、個人的には「アリ」でした。
ちなみにジブリ版「魔女の宅急便」は、原作が別個にある作品にありがちなことではあるのですが、
その演出や内容が原作とはかなり違っています。
すでにキキの容姿からして違います。
話の内容も違います。世界観もかなり違います。
なので、「ジブリ版」のイメージのまま読むと「!?」となってしまいます。
筆者も原作を読んだとき、子ども心に「あれ?なんか違うな?」と思った記憶があります。
ジブリ版魔女の宅急便は、あくまで一人の人間としての「キキ」の「自立」を描いています。
一方、原作はいわゆるファンタジー。
当時の筆者、特に違和感を感じなかった…というか、原作になくてジブリ版にあるシーンは脳内で補完してました。
しかし大人になってから読み返してわかりました、やはりこれはあくまでも「童話」なんです。
ジブリ版魔女の宅急便はやたら「現実臭い」んですね。
キキが魔法を使えなくなって、ジジとの対話もできなくなって苦しむシーンなんかは、
大人になった今だからこそ胸に来るものがあります。
実はその演出・内容を巡って、角野先生とジブリで対立があったこともあったそうです。
その話を大人になってから聞いたとき、筆者は思い出しました。
…前回紹介した「ゲド戦記」のときと酷似しています(角野先生は和解していますが)
原作ありの作品のむずかしさは、ある意味仕方がないのかもしれませんね。
まあ、とにもかくにも、ジブリファンとして、是非読んでいただきたい本です。
しつこいほど世界観が違うと書きましたが、当然ながら大まかなストーリーは同じです。
勿論登場人物も主要メンバーは同じです。
童話なので、本を読みつけた大人の方なら6巻までだいたい1週間かからないと思います。
筆者のおすすめは、迷うのですが、やはり1巻。キキが大好きです。
でも、6巻も好きですよ。どういう意味かは、まあ、読んでいただいてからのお楽しみということで。
少し長くなってしまいましたね。
最後まで閲覧いただきありがとうございます。
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