歴史好きが「もののけ姫」の世界を勝手に考察! ~アシタカの足取り~


 

こんにちは。

いつまでもののけ姫で書くつもりだというツッコミが入りそうだなあとビクビクしている筆者です笑

 

さて、前回アシタカがもともといたエミシの村の事を書きましたが、

今度はそこからアシタカがどのようにしてタタラ場に向かったかを

勝手に考えていこうと思います。

 

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しかし、考えれば考えるほど、緻密に作られた作品です。

宮崎駿監督はもちろんのこと、スタッフもよくこの時代を調べているなあと

嬉しく思います(そして増えろ歴史好き!と筆者は勝手に思ってますが笑)

 

アシタカの足取りは実はあまり明確に触れられていません。

ジブリ作品、というか、宮崎駿作品の特徴として、

登場人物の移動シーンの美しさやダイナミックさがあると思います。

実際アシタカがヤックルに乗り野を駆け、褌姿で川を渡る姿にドキドキした女子も

少なからずいると思います。いるかな?

しかし、前回の記事の通りエミシ=蝦夷だとすると、

アシタカとヤックルはまず最初にとんでもない移動を強いられます。

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それは「海峡」です。

当然ですが青函トンネルも連絡船もない時代、確かに人の出入りがゼロだったわけではありません。

東北の戦国大名として有名な佐竹家、最上家(最上義光の妹は伊達正宗の実母だったりします)と

当時まだ未開の地…というか、本州はまだ知らない土地、アイヌ民族についての文献は

散見されます。おそらく相当狭い範囲ですが国交もあったでしょう。

 

どのように海を渡ったのかはわかりません。後のシーンでアシタカが金の粒を持っていたことから、

一定の支度金は渡されていたとは思うので、もしかしたら無理を承知で(金に物を言わせて)

渡させたのかもしれませんね。そんなアシタカは見たくないですが笑

 

また、ジコ坊との会話で「里に出たのは間違いでした」と言っていることから、

しばらくは街道を進まず、険しい山道を通っていたのでしょう。

ヤックルとアシタカのポテンシャルなら奥羽山脈に沿って山道を進んでも大丈夫そうです。

ジコ坊と出会った里がどこなのか見当はつきませんが、おそらく関東、もしくは信越地方でしょう。

1500年代でいまだ乱世とはいえ、里に出ざるを得ない地形だと考えるとおおざっぱですがそのあたりが妥当です。

(アシタカがなぜ里に下りて突然米を買ったのかという疑問は残りますが)

 

そこからはおそらく街道沿いに進み、山を越えて沢でサンと出会ったのだと思います。

 

さて、次回はもう少し脇役に視線を向けてみましょう。

まだもののけ姫で書くのか…

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